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報道協定


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 コクド、西武鉄道の株を実のところ誰が何割持っているかは全くベールに包まれていた。ただし、つまるところ、堤義明が絶対的な権力を行使できるようになっていることは明らかだった。これは世間の常識かつ居酒屋でも有名なことであって、新聞もテレビも雑誌もラジオもみんな知っていたことだ。もちろん国家当局も知っていた。

 それでもニュースにならなかったり、これまで国家権力が動くということがなかったのは、ファクトが足りなかったからだ。

 目測で明らかに50km/h以上オーバーとわかるスピード違反車両を見つけても、本当のスピードを計測していなければ捕まえることはできない。それと似たことだろう。

 でも問題は、今まで誰も、そのスピードを測ることをしなかったことだ。マスコミも国も、堤義明らの暴走をほったらかしておいた。

 新聞やテレビは、この報道について下記のように断りを入れるべきだった。

 「お断り 本社は19XX年に堤義明容疑者らの犯行を認知していましたが、経済社会の安定を最優先し、報道を控えていました」

 いや、ただの怠慢か。

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