
鈴木大拙 著
上田閑照 編
岩波書店(岩波文庫) 1997年4月
旧ISBN4-00-333232-6
《寸描》
著者最晩年、90歳前後に書かれたエッセー集。西洋に暮らしながら、長く育み伝え続けた東洋の考え方が存分に語られる。短い作品が多いため、深遠な話題も難解と思わせることなく味わい深い文章として印象付けられる。
《目次より》
I
東洋文化の根底にあるもの / 東洋的見方 / 東洋「哲学」について / 禅と漢文学 / 東西雑感 / 自由・空・只今 / このままということ / 妙 ~ 「妙」について / 妙 / 現代世界と禅の精神 / 創造の自由――『荘子』の一節 / 「自由」の意味 / 時間と永遠 / 刹那と永遠 / 日本人の感傷性 / 日本人の心 / 東洋思想の不二性
II
東洋の心 / 人――東洋の主体性 / 無位の真人 / 機心ということ / 日本再発見
~ 自然にかえれ / エデンの楽園 / 多神の再認識 / やわらぎ / 石 / 「詩」の世界を見るべし / 自力と他力 / 安心――禅と念仏 / 「任せ切る」むずかしさ / 老人と小児性
III
明治の精神と自由 / 物の見方――東洋と西洋 / 宗教的体験 / 世界禅
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