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「近大節」オリジナル説に遭遇


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 中央大学でクラブやサークルの活動に熱心だった学生は「中大節」なるものを歌う。「ここはお江戸か神田の街か」で始まるもので、駿河台にキャンパスのある(あった)大学には同様のものが伝わっている。日本大学の人は「日大節」として、明治大学の人は「明大節」として歌っているのを、夜も更けた繁華街ではよく聞いたものだ。所在地が全く別の女子大の人たちが歌っているのを聞いて感心したこともあった。

 他学の人が歌っているのを聞けば、「お、あすこもか」と感心し、聞こえている間は騒々しくするのは遠慮したものだ。お互いの学生生活の楽しみを認め合い、「くやしいね、このこの」とも思いながら、かすかに漂ってくる連帯感を大事にしようと思ったもの。

 いずれ、ルーツはどこかの大学あるいは過去あった学校にあるのだろう。いまやパブリックドメインとなっているこの学生愛唱歌のおおもとをいつか確かめて、感謝の気持ちを湧かせてみたいと思っていたものだ。

 ところがこれ、パブリックドメインではないのだそうな。この歌の著作権を主張する者がいると知って非常に驚いた。他の使用をはっきりと禁じ、これまでに抗議活動も行っており、謝罪を勝ち取っている例もあるし、他の使用を見つけた者はチクれよと言う、私から見てたいへん荒々しい記述を見つけてしまった。

近畿大学応援部OG・OB会 HomePage

 記述の趣旨の法的根拠を確認する気も起こらず、ただただ寂しく、心がすさむ思いがした。

 まあ、なかなかの威力の時限爆弾だ。20年経って、あの頃の楽しい気持ち、皆でよく飲んだときの爽快で温かい思い出が、こういう形で破壊されようとは、全く想像していなかった。

 この「なんとか節」なるもの、今夜おおいに私にとっての価値を下げた。口が曲がりそうなので、もう口ずさむこともあるまい。耳が曲がりそうなので、誰も私の前でこれを歌唱することなかれ。

 ぼろが旗印とはね。なるほど。その名も永遠に残りましょうな。

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コメント

投稿者 キース : 2009年2月27日 02:20

なるほど。

あの当時、なんの疑問も抱かず「中大生の心意気」の如く歌っていたが・・・。

作詞・作曲者不詳じゃなかったのか??


投稿者 齋藤訓之 : 2009年2月28日 08:07

キース、こんにちは。

上記のWebサイトでは、近大節は作詞・作曲が「近畿大学応援団OB会」となっている。一方、文化庁の著作権登録状況検索で調べると、これの著作者は「石中仁人」(作詞、作曲とも)という人になっている。いろいろ混乱があるようだ。

(ちなみに、特許や商標などと違って、著作権の“登録”というのは、事務的な便宜を図るものに過ぎない。もう一つちなみに、団体名義の著作物の著作権の保護期間は、公表後50年、創作後50年以内に公表されなければ創作後50年)

ところで、この“発言”をしている方、調べてみると魅力のある立派な経営者らしい。ますます残念なことだ。

キースね、「中大生の心意気」でいいんだよ。それは「日大生の心意気」でもあったろうし、「明大生の心意気」でもあったろうし、どの大学の学生の心意気でもあったろうよ。それはあまねく学生の心意気なんであってね。それを自分たちだけのものと思い付く発想は画期的なものだ。日本もここまで来たかと思う。

どっこい心意気なるもの、どうやったって奪えるものではないんだけれどね。そういうことが理解できないうちは、人は愛されたり、信頼されたり、尊敬されたりはしないと思うんだが、どうかね、キース。

しかしね、とにかくケチがついたからゲンが悪い。歌ったり聴いたりすると運が下がりそうだ。おいらの前で歌ってくれるなよ、キース。本当は聴きたかったけどな。

ご参考までにこちらも。

http://www.sci.kagoshima-u.ac.jp/~dosokai/dosokai/shichaku/2006/hokushinnaname/kantougen.htm

http://www.ohmon-lions.com/hitokoto/4.html


投稿者 反対意見 : 2009年6月22日 18:35

他の大学の歌をぱくっていたて事でしょうか?
著作権も認められているらしいですよ。
ケチを付けているのは斎藤さんの方ではないですか?


投稿者 齋藤訓之 : 2009年6月23日 06:04

反対意見さん、こんにちは。
著作権については以前のコメントを参考になさってください。

一方、私はもうあの歌を歌いませんし、ひとにもすすめませんから、いずれにせよ、私のまわりであの歌のなにがしかの権利が特定の誰かにあるのかないのかが問題になることはないでしょう。

つねづね、人の心の狭さとそれによって起こるさまざまな事件や人間模様に関心をもって、世間に暮らし見聞しております。その意味で、非常に興味深い発見でした。


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