食べ物記者 齋藤訓之

農業、食品、外食に関するビジネスの記者・編集者、齋藤訓之(さいとう・さとし)のWebサイトです。

氷点下でも凍らない「氷感」技術で“旬”は失われる?

[caption id="attachment_1377" align="alignright" width="144"]冷たく、きれいで、そしてやっかいなもの、氷(記事とは直接関係ありません) 冷たく、きれいで、そしてやっかいなもの、氷(記事とは直接関係ありません)[/caption]

 前回は食品の品質保持にまつわる話を紹介し、ただし受注生産を基本に考えるべきとしめくくった。とはいえ、受注生産がままならないのが農水産物だ。これらは天候や季節の影響をもろに受け、野菜や魚介などは常に流通量と価格が変動している。さらに、政治の影響も受ける。また、市場に対応するように生産を行っても、実際に供給するまでにはタイムラグがあり、結果、需給のバランスが完全に安定することはない。昨今話題の穀物価格からもそのことは分かる。農家が「農業と工業は相容れない」とうそぶく所以だ。こういうものの品質をいかに長く(できるならば次の収穫期を越えてまで長く)保持するかは、人類永遠の課題だろう。

続きを読む → Food Watch Japan へ移動

© Satoshi Saito, Kosetsusha, Inc. All Rights Reserved.
No reproduction or republication without written permission.