食べ物記者 齋藤訓之

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私家版出張術 I 準備編

 初めての出張を前にワクワク、ドタバタしている新人の後輩君がいるので、我流の出張術を書き出してみた。

 まずは、出張の準備、特にパッキングについて。

●「頭のいい荷物」と「頭の悪い荷物」

 荷物はすべてを一つのカバンやスーツケースに詰め込むのではなく、分離可能な二つのカバンやスーツケースに分けて持つのがいい。

 荷物を二つに分ける時の基準は「頭のよさ」。

・頭のいい荷物

 メモ、ノート、ペン、電卓、書類、本、カメラ、テープレコーダーなど。仕事に使うもの、往復の交通機関の中で使うものが中心。普段通勤で使っているカバンを使うのがベスト。

・頭の悪い荷物

 着替え、洗面道具など。ホテルでしか使わないものが中心。

 こうして分けておくと、車中で書類を出そうとしてパンツをぶちまけたりする心配がない。

 何より目的地に着いた時、「頭の悪い荷物」はコインロッカーやホテルに預けて、すぐに身軽に行動できるようになる。

 また、泊数が多く「頭の悪い荷物」が大きい場合は、これを宅配便で送ることもできる。

●洗面道具

[caption id="attachment_1481" align="alignright" width="192"]まあまあのアメニティ まあまあのアメニティ[/caption]

 タオル、石鹸、シャンプー、ハミガキセットはほぼ間違いなくホテルにある(5000円程度より安いホテルだと、ハミガキセットは自販機などで買わなければならない場合もある)。カミソリもたいていのホテルにある。9000円以上のホテルなら、クシかブラシもあることが多い。

 気に入って使っているクシ、ブラシ、カミソリ、歯ブラシ、歯ミガキがあれば持って行ってもいいけれども、これが結構かさばる。

 2日や3日の出張ならば、こういうものは持たないで済ませた方がいい。特に、初日に仕事を済ませ、2日目はほとんど帰るだけといった場合には、ホテルのアメニティで済ませた方が楽。

●着替え

 日数分ではなく、泊数分の下着を持つ。2泊3日の場合は2枚の下着を持つ。

 下着には裏ワザもある。使い古して「あと一回使ったら捨てよう」と思っているパンツやシャツを持って行けば、帰りの荷物が減り、スーツケースにお土産を詰め込むスペースができる。

 その他は好みによるが、お薦めはこうだ。

 ワイシャツは、日数に関わらず、余分を1枚だけ持つ(着て行くものも含めて2枚)。毎晩バスルームで洗濯すれば、これで十分。形態安定のタイプを選ぶ。

 ジャケット、ズボンは1着、つまり着ているものだけで十分。ただし、食べこぼしなどでシミを作らないように。

 ネクタイは、毎日違う会社を訪ねるなら、日数にかかわらず1本で十分。同じ会社を訪ねる日があるなら、同じ会社を訪ねる日数分持つ。

●荷物のチェック

 絶対に忘れていけないものは、「頭のいい荷物」の中にしかない。

「頭の悪い荷物」は、国内の出張である限り、忘れ物がないかと神経質になる必要はない。今は日本中にデパート、ショッピングセンター、スーパー、コンビニがあり、よほどの僻地でなければ足りないものは現地調達ができる。

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