大学生になった娘に書いたもの

想う伝える

みーちゃん、自分の世界をつくったりみーちゃんが自由になるためのお金は自分で稼ぐように考えたまえ。それは、たとえば遊ぶとかおしゃれをするとか自分の乗り物を手に入れるとかのことだよ。

と言うのはうちにあんまりお金がないからっていうこともあるけれど、何よりみーちゃんのプライドを高めることになるのだから。

留学の費用はみーちゃんの頑張りに応じてどれだけ協力できるかママと相談します。頑張りというのは、勉強と貯蓄額のことだよ。みーちゃんが頑張る分だけ、パパも頑張らなくちゃね。

それには大人らしく計画もしなくちゃいけない。

そう言うパパも上京して数カ月はバカみたいにお金をつかいこんでおじいちゃん・おばあちゃんを困らせたけど、だんだんお金のつかいかたと貯め方がわかってきたんだよ。バイトをすることで、たとえば5万円つかうためにはどれぐらい働かなくちゃいけないかということがわかってきたからね。

外での食事代がたいへんなら、予定さえ教えてくれれば弁当を用意するとかは協力します。

それから、大学生は半分以上は大人ってことなんだから、みーちゃんの行動とか考えにはパパもママもなるべく口を挟みたくないんだよ。みーちゃんがどこにいるのとか何をしているのとかはいちいち聞きたくない。

パパもママもみーちゃんの年ぐらいのときは、親からそんなの聞かれるの嫌だったから、よくわかるもの。

ただ、女の子だから、どこかで怖い目にあっていないかとかは心配になる。帰る、帰らない、帰るけど遅くなるから寝ててとか、それぐらいは教えてほしいね。親には子供が無事か心配する権利がある。

あと、カンフーなり護身術なりは習うといいよ。海外に行くならなおさら。護身術の夏休み1週間コース数万円ぐらいのだったら、パパが費用を出してもいいよ。

とにかく、自分の世界は自分でつくる気概を持ちたまえ。困ったときは弱音を吐けばいいけれどね。みーちゃんが自分だけで育ったような顔をして自慢する日を楽しみにしてるからね。

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